TPPが主要国経済に及ぼす影響は?…韓国「加入を積極的に検討」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.05 09:45
「環太平洋経済連携協定(TPP)の規範が『グローバルスタンダード』として根付く可能性がある。年内にロードマップをつくって加入を積極的に検討する」。
今月1日、韓国産業通商資源部の周亨煥(チュ・ヒョンファン)長官が通商交渉民間諮問委員会で述べた言葉だ。同日の主な案件は、TPPが韓国に及ぼす影響だった。出席者は関税次元の有利・不利を越えてTPPが主導する世界貿易秩序から韓国が疎外されるおそれがあるとの懸念を集中的に提起した。
協定文にもそのような試みが現れている。産業部によると、TPP加盟国は新たな成長動力に浮上しながらも然るべき国際共同規範のない分野で、領域内加盟国に適用される「ルール」を導入している。電子商取引を行う際に自国にサーバーを置かなければならないとする規定をなくすことにしたほか、国境間の個人情報交流も保護装置をつくって許容することにした。