「日米中の狭間で韓国が生き残る道探さなければ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.02 11:10
中堅企業の創業者が私財を投げ出して作った「韓国版ブルッキングス研究所」がスタートする。財界によればハンセム創業者である趙昌杰(チョ・チャンゴル)名誉会長(77)が後援するシンクタンク「興時斎(ヨシジェ)」が最近、財団法人登録を終えた。初代理事長は李憲宰(イ・ホンジェ)元経済副首相(72)がつとめる。国内の中堅企業が国家の未来戦略を提示するシンクタンクを作ったのは今回が初めてだ。
趙名誉会長は昨年3月「ハンセムDBEW(Design Beyond East & West)財団」に保有株式の半分にあたる260万株(約4400億ウォン分)を次々と出すことを決め、まず60万株(約1000億ウォン分)を寄付した。米国のブルッキングス研究所のようなシンクタンクを作るのに必要な資源を支援するというものだった。
第2次世界大戦後に米国の西欧援助政策であるマーシャルプランを出したブルッキングス研究所は、ヘリテージ財団と共に米国の2大シンクタンクに選ばれる。私財の出捐後、約1年でDBEW財団の支援で興時斎がスタートしたのだ。