【グローバルアイ】日本「失われた20年」踏襲論
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.02 08:59
その年の冬は寒かった。ドラマ『応答せよ1994』が描いた94年度入学生が卒業した98年初めのことだ。国は国際通貨基金(IMF)で救済金融を受けなければならなかった。200万人に近い失業者があふれた。学校を卒業したばかりの青年も気の毒な状況だった。多くの会社が新入社員採用計画を取り消した。数カ月間のインターン期間を終えた後、採用不可通知を受ける人もいた。涙の最後の会食。先輩社員は「会社の事情が良くなれば来年必ず採用する」と述べ、失業者になった新参を慰めた。
韓国戦争(朝鮮戦争)以来の最大事件に挙げられる通貨危機はすでに20年前のことになった。原因は一つや二つでないが、防ぐこともできたという主張に異論は多くない。破局を避けるために用意された各種改革政策は、与野党の政争の中、国会でストップした。