中国が制裁に消極的な態度を見せる間にミサイル持ち出した北朝鮮
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.29 09:39
韓国外交が危機だ。北朝鮮が4回目の核実験(1月6日)を実施してから24日後の29日現在、北朝鮮への制裁はもちろん、対中国外交もふさがっている。さらに北朝鮮は長距離ミサイル発射という「セット挑発」カードにまで触れている。
北朝鮮の核実験に対する国連安全保障理事会の制裁決議案はまだ輪郭を表していない。安保理は2006年10月の最初の核実験では5日後に決議案1718号を、2009年5月の2度目の核実験では18日後に決議案1874号を採択した。3回目の核実験でも23日後に決議案が出てきた。今回とりわけ進展速度が遅い理由は中国のためだ。
中国の王毅外相は27日、ケリー米国務長官と会談した後、「制裁が目的になってはいけない」とし「北朝鮮の核問題は対話と交渉が唯一の方法」と一線を画した。中国が役割を果たしていないという米国の主張に対しては「(北核を解決しようとする中国の努力を)でたらめに推測して曲解するべきではない」とも反論した。