朴大統領に続いて国防長官まで…前例のない中国圧力メッセージ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.26 08:26
韓民求(ハン・ミング)国防部長官が25日、「高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の韓半島(朝鮮半島)配備が必要だ」と述べた。中国の対北朝鮮制裁参加を議論するため27日にケリー米国務長官が訪中する直前に、こうした明示的な発言をした。2014年にスカパロッティ韓米連合司令官が米国防総省にTHAADの韓半島配備を要請したという事実を公開して以来、韓長官をはじめとする外交安保当局者は「米国内でも結論が出なかった問題」とし、関連発言を避けてきた。
この日の韓長官の発言は政府レベルの調整を経たものという。匿名を求めた青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は「北の4回目の核実験以降、政府レベルでTHAAD配備問題について深く悩んだ」とし「THAAD問題は中国の反発と国内の論争を考慮し、韓長官が独断的に話せる問題でない」と述べた。また「外交安保当局者が現時点でTHAAD配備の必要性に共感し、朴槿恵(パク・クネ)大統領も国益のために必要な部分が何かを探してきた」と話した。