天皇夫妻、中国と領土紛争中のフィリピン初訪問
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.25 10:59
明仁天皇夫妻が26日か5日間の日程で太平洋戦争被害国のフィリピンを初めての訪問する予定だと、マニラブリテンなどフィリピンメディアが24日報道した。天皇夫妻はフィリピン戦没者の墓を訪れて犠牲者の霊を慰めるなど戦争への反省と平和を強調する慰霊の歩みを継続する予定だ。今回の訪問が南シナ海の覇権競争をめぐって中国を牽制しようとする日本とフィリピンの連帯を一層強化する重要な契機になるだろうという分析も出てきている。天皇夫妻は両国の国交正常化60周年を迎えてベニグノ・アキノ大統領の招待を受けた。
フィリピン独立運動の父と呼ばれるホセ・リサールの記念碑を訪問後、フィリピン戦没者墓地に献花する計画だ。1973年3月に日本政府がラグナ州カリヤラに建てた「比島戦没者の碑」も訪れて太平洋戦争当時犠牲になった両国国民に対する哀悼の意を伝える予定だ。時事通信は「太平洋戦争中にフィリピンでは約52万人の日本人と多数のフィリピン人が犠牲になった」と伝えた。