【コラム】海外人材集まる「アジアのシリコンバレー」を作ろう=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.22 13:55
2010年は米国も韓国同様に失業問題が深刻だった。当時、米国全体の失業率は10%に肉迫し、2008年に始まった金融危機の余波で毎月数十万件の雇用が消えていた。これを打開するために2011年1月バラク・オバマ大統領は創業を支援して、雇用創出を奨励する「スタートアップ・アメリカ」という政策を発表する。それから5年が流れた今年の初めオバマ大統領は国政演説で失業率が5%で完全雇用に近づいたと発表した。
米国のような巨大経済が毎年1%ずつの失業率を改善できた秘訣は何だったのだろうか。優れた想像力を持つ全世界の人材を米国に引き込んで革新の原動力として活用する戦略が的中したものと考える。世界で最も創業しやすい環境を有していることで知られる米国が再び「創業国家」を標榜して、人材を米国社会で包容するための政策を施行していることを注意深く見つめる必要がある。