<韓国新成長動力10>(4)バイオ…韓国製薬10社の投資額がノバルティスの6%
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.15 15:47
8日、京畿道華城(ファソン)のハンミ薬品研究センター。エレベーターに乗ると、ボタンの近くに「研究期間10年、流出するのは1秒」というセキュリティー守則の案内板があった。クォン・セチャン研究所長(副社長)は「バイオ新物質研究が至難であることを表す言葉」と説明した。4階のバイオ研究室ではガウンを着た研究員が大型モニターを見ながらデータ分析に熱中していた。
昨年フランス製薬会社サノフィと5兆ウォン(約5000億円)輸出契約を結んだ糖尿病治療剤、米国ヤンセンに1兆ウォンで販売した糖尿・肥満治療制「HM12525A」がここで誕生した。クォン所長は「10年間に研究開発費9000億ウォンを注ぎ込んだ結実」と語った。
バイオ新薬開発戦争だ。米国・スイス・日本などの先進国はもちろん、中国・インドなど新興国もバイオ産業に天文学的な資金を投入している。バイオ産業の営業利益率は20%にのぼる。バイオが黄金市場に例えられる理由だ。