【コラム】今は大韓民国を構造改革する時(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.13 08:24
新年の最初の月がまだ半分も過ぎていないが、1年間に起きるほどの超大型事件が一斉に発生し、これが今後どのように展開するのかと思うとぞっとする。
中国リスクは予想より大きて深く、言葉だけで聞いていた通貨安戦争も可視化している。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)の極端行動を制御するのに失敗した米国と中国は進退両難に陥り、イスラム世界は2大分派間の葛藤が宗教戦争直前にまで深まっている。
国内では政治リーダーシップの乱脈の中で国論は分かれ、政治家は国民の前に小さくなる。昨年後半から膨らみ始めた経済危機説もエネルギーを蓄積していき、中国リスク爆発の震源地に近い韓国経済が最大の犠牲者になるのではという恐怖が蔓延している。こうした内外の雰囲気の中でも国民は長く飼い慣らされた火山付近の羊の群れのように、表面上はただ黙って一日一日を過ごしている。