【時論】中国市場、「意志で楽観」する時期だ=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.12 15:41
新年最初に開かれた中国株式市場が7%近く暴落した4日、韓国株式市場では興味深いニュースが一つ出てきた。ハンミ薬品の林盛基(イム・ソンギ)会長が本人保有のハンミサイエンス株90万株を職員に無償贈与するというものだった。1人あたり受ける金額が4000万ウォン(約400万円)にのぼり、会長の「大胆な決定」が話題になった。ハンミ薬品の大胆な決定は今回だけでない。
1996年、グローバル製薬企業の中でも中国に進出した企業が多くなかった時期、ハンミ薬品は北京に最初の韓中合弁製薬会社の設立を決めた。現在、中国市場で同社の子ども向け乳酸菌整腸剤「マミアイ」と風邪薬「イタンジン」は市場シェア1位だ。同社の職員1400人のうち韓国人は5人しかいない。このほか、売上高の20%を超える研究開発(R&D)投資比率、50匹以上の臨床試験用サルと数千匹の子犬、現地進出企業で最高と評価される社会的責任(CSR)活動など進出企業の成功要素をほとんどすべて備えている。過去1年間、相次ぐ大型技術の輸出でメディアの注目を受けてきたハンミ薬品だが、その背景には北京ハンミがあったと評価される理由だ。