【グローバルアイ】「慰安婦」問題、若者たちと政府=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.12 08:01
「旧日本軍慰安婦問題が最終的かつ不可逆的に解決された」という韓国政府の発表後、米国で会った韓国の若者たちをよく思い出す。
大学生ミュージカル監督のキム・ヒョンジュンさん(25)もその一人だ。キムさんは昨年夏、マンハッタンのオフブロードウエーでミュージカル『コンフォート・ウーマン(COMFORT WOMEN』の公演をした。米国人が慰安婦問題をあまりにも知らないという事実に衝撃を受け、慰安婦問題を効果的に知らせるための方便として考え出したのがミュージカルだった。
彼は企画から制作と演出まで引き受けた。英語の台本も自分で書いた。大学生の向こう見ずな挑戦だった。最も難しいのは制作費の確保だった。国内大企業の後援を期待してメールを送ったが、受けることができなかった。支援は別のところからきた。現地の韓国系の店は4分の1の価格で服地を提供し、俳優とスタッフは報酬を一切受けないといって後押しした。ミュージカルは辛うじて幕を上げることができた。