【時視各角】習近平も触れられない金正恩(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.11 15:09
昨年12月12日、北朝鮮版ガールズグループ「牡丹峰(モランボン)楽団」の撤収の時のことだ。韓米情報当局がテレビ映像で最も注目したのは、北京ホテルの宿舎まで行って現場で帰国を引き止めた人物だった。中国共産党の前対外連絡部長の王家瑞と現対外連絡部長の宋濤だ。
中国は習近平主席(以下、敬称省略)と李克強が外交を分けて担当する。国家の運命に関係する対米・対露・対北朝鮮外交は習近平が管理する。共産党対外連絡部長は内閣(首相-外相)を通さず習近平共産党総書記に報告する。したがって牡丹峰楽団の帰国の引き止めは習近平の肉声に値する。それでも金正恩(キム・ジョンウン)は「現地の判断を信じる」として撤収させた。そして3日後(12月15日)に核実験を指示し、3日に最終裁可した。習近平も止められない金正恩だ。