日本、自衛隊P3C哨戒機を南シナ海へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.11 07:45
日本が自衛隊航空機の南シナ海周辺飛行を拡大することにし、中国との葛藤が予想されている。
10日の読売新聞によると、日本防衛省は現在アフリカのソマリアで海賊対策活動に参加している自衛隊のP3C哨戒機の日本帰還経路を見直し、南シナ海領有権をめぐり中国と紛争中のフィリピン・ベトナムなどの基地を経由することにした。これまではシンガポールやタイなど南シナ海から比較的遠く離れた基地を給油地として利用してきた。まず来月ごろベトナム海軍基地があるカムランを経由して親善訓練を実施することをベトナム側と協議中だ。中谷元防衛相は昨年11月、ベトナムを訪問し、自衛隊艦艇のカムラン寄港と防衛交流促進計画に合意した。日本の飛行拡大は南シナ海問題に介入するという意志を明らかにしたものとみられる。
日本は中国の領有権主張とは違いここを公海と見なしているだけに「公海上空での飛行の自由」に該当すると判断している。現在、海上自衛隊のP3C哨戒機は3カ月に1回ずつ日本とアフリカを往復している。P3C哨戒機はフィリピンではスプラトリー諸島(中国名・南沙諸島)近隣基地、マレーシアでは南シナ海南部と接した基地を経由する可能性が高い。米軍が実施する巡視活動とは違い、中国が自国の領海だと主張する人工島周辺12カイリ内側の上空を飛行しない方針だ。中国との偶発的な事故を防ぐためだ。