【社説】対北朝鮮拡声器もよいが情報力の復元が至急
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.09 12:03
136日ぶりに対北朝鮮拡声器放送が再開される現実は非常に残念だ。北朝鮮の4回目の核実験を8・25南北合意が規定した「非正常的な事態」と見なし、自制していた対北朝鮮放送を再開した政府当局の判断は正当だ。しかし国家の存立に脅威となる核実験に「相応の代価」として可能な方法が北側に向けて歌謡や天気予報を流すだけというのは正常でない。北朝鮮政権が体制維持レベルで対北朝鮮放送を恐れるとしても、それは直接的な挑発防止策でなく間接的な心理戦にすぎない。
怒った北朝鮮が反発することは察するに難くない。拡声器照準打撃など軍事挑発も予想される。これに対して韓国軍は万一の挑発に3、4倍の報復をすると明らかにしている。交戦が現実化する場合、韓半島(朝鮮半島)はいつ戦争になるか分からない緊張状態に陥ってしまうだろう。