<北朝鮮4次核実験>米国務長官「中国の対北政策、効果なかった」…王外相に圧力
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.09 11:36
米国政府は、北朝鮮の「水素弾実験」で中国の対北朝鮮政策が失敗したことが明らかになったと述べ、中国側に圧力を加えた。
ケリー米国務長官は7日(現地時間)、中国の王毅外相との電話会談を終えた後、「我々(米国)はその間、中国が望む対北朝鮮接近法に同意して尊重してきたが、『従来の方式は効果がなかった。したがって我々は今までのように何もなかったかのように対応することはできない』ということを中国側にはっきりと伝えた」と述べた。
米政府が北朝鮮の核問題を放置して事態を膨らませ、今になって中国に責任転嫁をしているのではという指摘に対しては、「今まで一度も北朝鮮(問題)を放置して関心を持たなかったことは一日もない」(ケリー長官)と反論した。これに対し王外相は「他の国も冷静に行動するべきであり、平和的な解決という大きな方向を守りながら、矛盾を激化して緊張局面を高める行動を避けなければいけない」と述べたと、中国外務省の華春瑩報道官が伝えた。華報道官は対北朝鮮接近法無用論に対し「韓半島(朝鮮半島)の核問題は中国から始まったものでもなく、中国が『もつれ』を作ったのでもないという点を強調したい」と反論した。