【社説】中国リスク対処に今年の韓国経済がかかった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.05 13:11
中国発の高波が今年最初の取引日から内外の金融市場を強打した。きのう中国証券市場が7%近く急落した影響だ。取引開始直後から下落傾向を免れられなかった中国証券市場は後場に入り急激に崩れ2時間ほど早く取り引きを終えた。製造業購買担当者指数(PMI)などの経済指標が振るわず人民元が下落傾向を見せたことが下落をあおった。この衝撃で韓国と日本、香港などアジアの主要証券市場が2~3%ずつ下落した。外国為替市場でドル高現象が現れウォンの価値は1ドル当たり10ウォン近く下がった。昨年6月と8月に世界を揺るがした中国証券市場不安の悪夢がよみがえった格好だ。
今回の中国証券市場下落幅は昨年8月24日のマイナス8.49%と25日のマイナス7.63%より小さい。だが当時は株価の急騰落を防ぐための一時的取り引き中断措置(サーキットブレーカー)がなかった。中国政府は今年からサーキットブレーカーを導入したが、初日であるきのう2度も発動された。これがなかったとすれば下落幅は過去最大を記録したかもしれない。