韓国はテーマパークの墓場か…グローバルビッグ3誘致、いつも頓挫(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.05 10:07
仁川市延寿区(インチョンシ・ヨンスグ)の旧松島(ソンド)遊園地の近郊には、空地として放置されて7年になる敷地がある。雑草が生い茂る工事現場の仕切り板の後ろに「パラマウント・ムービーパーク コリア新築工事」という文字が目に映る。米国の大手映画製作会社パラマウントがテーマパークを作ることにしていた所だ。『ミッションインポッシブル』『インディージョーンズ』のような有名映画撮影セットをアジアで最初につくり世界的な観光地として脱皮させるという野心に満ちた計画も発表された。しかし2008年グローバル金融危機直後に資金源が行き詰まり、事業は失敗に終わった。近隣で17年間、S公認仲介所を運営しているチョン氏(58)は「恋人たちもたくさん訪れる地域だったが、ものさびしくなってから久しい。事業の白紙で周辺の商業者たちの被害が大きい」と話した。
2007年以降、国内ではパラマウント・MGM・ユニバーサルスタジオなどハリウッド映画製作社のテーマパーク建設計画が発表されたが、実現したものはただの1カ所もない。金融危機にともなう資金難と国内事業者との摩擦でいつも困難に陥った。韓国が「テーマパークの墓」になった理由だ。