「伝統強者」日本vs「新興強者」中国、ASEAN市場めぐり激しい覇権争い
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.04 14:05
急成長する東南アジア諸国連合(ASEAN)の市場をめぐって伝統強者の日本と新興強者の中国間での覇権争いが一層熾烈になっている。東南アジアは長く日本の「裏庭」と呼ばれてきた。この地域は日本の多国籍企業の重要な生産拠点だった。2014年のASEANと日本の交易額は2290億ドル(約270兆ウォン)で、2000年の1280億ドルから2倍ほど大きくなった。
日本は中国と欧州連合(EU)に続きASEANの3番目の輸出対象国であり輸入対象国で、ASEANの輸出と輸入でそれぞれ9.3%と9.4%を占めた。それぞれ11.6%と17.5%を占めた中国に比べて低い。だが、これは多くの日本企業がASEAN現地に工場を置いているからだ。ポスコ経営研究院のシム・サンヒョン首席研究員は「ASEAN領域内貿易の相当部分が日系企業によって行われている」として「2013年基準でASEANの日系企業生産額のうち32.5%程度は領域内交易を通じて販売された」と説明した。