【コラム】被害者名誉・尊厳性を回復してこそ韓日慰安婦問題も終結(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.01.04 11:41
韓日間の慰安婦交渉妥結はいくつかの面で解決すべき宿題を与えた。日本側は「日本政府の責任を痛感する」という声明を出したが、「責任」という言葉が完全な「法的責任」を意味したわけではなかった。さらに大きな問題は、協議の過程で当事者である慰安婦被害者が排除されたという点だ。韓国政府は交渉が終わった後に女性を説得すると述べた。被害者は自分たちが政府から事前にいかなる話も聞けず、日本が「法的責任」を認めることもなく少女像を撤去するということに両国が合意したというような話が出ている点などを強く批判した。
米国など海外メディアは慰安婦問題の妥結に歓迎の意を表し、両国首脳の指導力を評価した。特に米国は直ちにケリー国務長官の名義で歓迎の意を発表した。韓日米の連携を妨げる大きな障害物が消えたということだ。