成長・物価・原油価格見通しすべてはずれ…経常黒字は過去最大=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.31 11:37
暮れゆく2015年は韓国経済にはさまざまな面で残念な1年だった。5月に公務員年金法改正案が国会を通過し構造改革が始動し、9月には労使政大妥協を成し遂げた。しかしこれを後押しする労働関連5大法案はまだ国会で足止めされている。3%台後半を期待した経済成長率は2%台中盤に縮小し、輸出は後ずさりした。過去初めて1000億ドルを超える経常収支黒字を出すことが予想されるが、1人当たり国民所得3万ドル入りは来年以降に期さなくてはならない。
低迷した住宅市場も取り引きが大きく増えて薫風が吹いたが、1200兆ウォン(約122億円)に迫った家計負債が暗い影を落としている。ここに来年には総選挙、再来年には大統領選挙が待ち受ける。韓国経済の前に置かれた海は来年も激しい波になる見通しだ。