<北朝鮮金養建死去>交通事故か暗殺か…金容淳の対南業務を引き継いで同じ運命
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.31 10:29
金養建(キム・ヤンゴン)と金容淳(キム・ヨンスン)。2人はそれぞれ金正日(キム・ジョンイル)総書記(2011年死去)と金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の最側近だ。対南担当業務を総括した労働党書記も前後で務めた。金養建は金容淳の後任だ。金容淳は2003年6月に交通事故にあった後、長期間にわたり入院治療を受けたが、同年10月に死去した。偶然にも12年間隔で北朝鮮の対南担当書記が交通事故で死去した。
ひとまず国家情報院は交通事故に重きを置いている。国家情報院は30日、「金養建が金正恩第1書記と反目したという兆候は全くなかった」とし「現在では交通事故以外の可能性は考えていない」と国会国防委員に電話で報告した。北朝鮮は交通事故の経緯は明らかにしなかった。しかし国家情報院の関係者は「新義州(シンウィジュ)にある測定器具工場の視察を終えた金養建が金正恩最高司令官推戴日(2011年12月30日)記念行事に戻る途中、追突事故が起きた」とし「金養建が乗った車が新義州に向かう貨物車両と追突し、その場で死亡したという噂があり、確認中」と話した。
北朝鮮では2人の書記のほかにも、2010年の李済剛(イ・ジェガン)党組織指導部第1副部長をはじめ、イ・ジョンモク外務省第1副部長、キム・チグ、イ・ファヨン組織指導部第1副部長ら幹部の交通事故が絶えない。