【コラム】新年の韓国経済、「クォンタムジャンプ」を期待する(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.30 13:05
筆者が在職する会社も未来に対する悩みが多い。膨大なビッグデータをベースに数学・統計を活用して10年、50年、100年後を予想する。保険料を算出し、保険金規模を推定する。それでも予測の誤差が出る。予想できない新たな疾病の発生、医療と科学技術の発展速度のためだ。台風や洪水など自然災害による損害を精巧に予測するCAT(Catastrophe、災難)モデル開発のために台湾の専門機関と協力関係を結んでいる。スタッフを現地に送りシステム開発に邁進している。以前のように自然災害損失データにだけ依存しないで、どんな巨大自然災害でもそれにともなう損害率と保険料を正確に予測しようと考える。
グーグルのエンジニアリング理事であり未来学者であるレイ・カーツワイルは2045年をシンギュラリティの時点だと予想している。そのために韓国も気候変動、エネルギー、情報技術(IT)、バイオ、製薬など未来に対する長く深い洞察をまたするべきではないだろうか。