韓国繊維産業、TPPを機にベトナムで「第2の繊維ルネサンス」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.29 15:39
先月19日、ナイキ購買担当者およそ20人がベトナム・ホーチミン北西部にあるハンセ実業工場を訪問した。ナイキが多数の購買担当者を送った理由は、来年末完工予定のハンセ実業の工場7カ所のうち3カ所をナイキ製品専用生産工場にしてほしいと要請するためだった。グローバル企業から安定した需要を確保することになったハンセ実業はこの提案を受け入れた。
ハンセ実業のキム・ソクフン・ベトナム地域総括(専務)は「環太平洋経済連携協定(TPP)でベトナムでは繊維が最高の成長産業になっている」とし「世界の繊維工場が中国からベトナムに変わっている」と説明した。ベトナムに進出した韓国繊維会社もTPPが発効する2017年下半期に合わせて大規模な増設を推進し、韓国繊維産業がベトナムで「ルネサンス」を迎える可能性があるという分析が出ている。