<韓日慰安婦交渉妥結>安倍首相「慰安婦被害者の傷の癒し、着実にしていく」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.29 08:56
日本政府は、慰安婦問題の合意についての履行を強調しながら韓日関係の改善に対する期待を示した。日本の安倍晋三首相は28日、韓日外相会談で慰安婦問題が合意した後、朴槿恵(パク・クネ)大統領に電話をかけて「慰安婦被害者の方々の名誉と尊厳の回復、心の傷の癒しのための事業を着実に実施していく」と話した。
これに先立ち鈴木宗男・元衆議院議員と会った席では「互いに信頼関係をもとに(合意事項を)履行していく」と明らかにした。安倍首相はまた記者たちに「私たちの子や孫、その先の世代の子どもたちに、謝罪し続ける宿命を背負わせるわきにはいかない。今回は、その決意を実行に移すための合意」として「その決議を実行に移すための合意」と説明した。さらに「最終的かつ不可逆的な妥結を(韓日国交正常化)50周年の年にすることができた」として「韓日両国が力を合わせて新たな時代を切り開くきっかけにしたい」と強調した。
岸田文雄外相は会談後、日本の記者たちに「今回の合意で最終的かつ不可逆的な(慰安婦問題の)解決を確認した」として「歴史的かつ画期的な成果」と話した。ソウルの在韓日本大使館前にある慰安婦少女像については「適切に移転されるものと認識している」とした。また、韓日間の合意事項である新しい慰安婦支援財団の設立に関しては「賠償ではない」として「(被害者の)名誉と尊厳の癒しのための事業を行う」と明らかにした。