韓日中ハブ空港競争で劣勢の仁川空港(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.12.28 14:57
仁川(インチョン)国際空港は今年、5つの記録を更新した。空港を利用した旅客数が4922万人(12月末予想値)と、2001年の開港以来最多となった。今月25日には開港以来初めて年間運航30万回を超え、無事故累積運航記録も300万回を達成した。仁川空港を運営する仁川空港公社は創社以来最大規模の約6700億ウォン(約700億円)の黒字となる見込みで、国際空港協議会(ACI)が主管する世界空港サービス評価(ASQ)では10年連続1位となった。MERSの影響で今年6-7月の旅客が前年同期比で約10%(77万人)減少したことを勘案すると善戦したと評価できる。
しかし華麗な新記録にもかかわらず、仁川空港の祭りは今年が最後になるという懸念が空港内外で強まっている。長期ビジョン不在にリーダーシップ不在が重なり、競争力が日々低下しているからだ。