IMF「政争で改革時期逃せば日本のように長期停滞」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.28 11:26
イ・チャンヨン国際通貨基金(IMF)アジア太平洋担当局長が柳一鎬(ユ・イルホ)副首相兼企画財政部長官候補に会って「韓国経済の構造的な躍動性を高められる政策を展開しなければならない」と助言した。イ局長は24日、ソウル鍾路区通義洞(チョンノグ・トンウィドン)の副首相候補者臨時事務室で柳候補者に会い、「外国人投資家の間では、韓国経済の成長率が年3%台に徐々に下落して日本の長期停滞に似通っていくのではないかという見解が多い」として「10~20年後には0%台の成長にとどまる可能性もある」と話したと伝えられた。来年初めにスタートする予定の「柳一鎬経済チーム」は、行けば行くほど下がっていく韓国の潜在成長率を高めるために構造改革に拍車を加えなければならないという意味と解釈されている。イ局長は管轄地域であるアジア太平洋地域の主要国の歴訪日程の1つとして先週ソウルを訪問した。
イ局長は柳候補者との面談で、韓国経済の最も大きな問題は急速な高齢化など構造的な要因により潜在成長率が行けば行くほど落ちている点だと指摘した。彼は「韓国は格付け等級も上方修正されて直ちに金融危機や経済危機を迎える可能性は少ないが、構造的に躍動性が落ちていることがより大きな危機」と話した。このために「外国人投資家は韓国を、安全だがつまらない投資先と見ている」と伝えた。