日本シャープ第10世代LCD工場、サムスン・鴻海への売却説が急浮上
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.10 13:45
東芝・シャープなど日本企業の構造調整が半導体・ディスプレイなど東アジアの情報技術(IT)産業構図を揺さぶっている。債権団の圧迫にシャープは世界で唯一の第10世代液晶表示装置(LCD)工場をサムスン・鴻海(ホンハイ、台湾)などに売却する可能性が高くなっている。会計操作の余波で困難に陥っている東芝は、NAND型フラッシュメモリー工場の持分を中国企業が事実上支配するサンディスクに譲渡するだろうという観測が出ている。
日本の毎日新聞は9日、シャープのLCD事業の買収候補にサムスンが浮上していると報道した。当初ジャパンディスプレイ(JDI)が民官ファンドである日本産業革新機構の資金支援を受けて買収する案が有力だった。また台湾の鴻海も買収候補として議論されてきた。しかし価格交渉が難航しながらシャープの主取引銀行であるみずほ銀行と三菱東京UFJ銀行がサムスンとの接触にも出るだろうという分析だ。