【外から見る韓国】妥協でみんなが勝者になった韓国に拍手(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.10 10:49
論客にとって批判は非常に簡単なことだ。また論客が主にするのは批判だ。しかし論客には称賛することも重要だ。韓国の国会議員・警察・デモ参加者・一般市民・裁判所はすべて、今すぐ称賛の花束を受けるに値する。韓国で一般的でない中庸・妥協・自制を実践したからだ。今回は韓国の人々が路上でも国会でも争いを避けたり克服したりした。最近、韓国は2度勝利した。
私を悲観主義者だと呼んでもかまわない。しかし私は先月14日の「1次民衆総決起集会」以降、最悪の状況になることを心配した。ソウルの都心でデモ隊と警察がお互いを攻撃する武力衝突をすれば、それは決して見慣れない場面ではない。しかし非常に残念なことだ。衝突で生じる負傷と損失、双方の強硬な態度を目撃するのはいつも悲しいことだ。政治的な側面でも、韓国というブランドの広報の側面でも、正しい形でない。世界のメディアが韓国について報道することは多くない(北朝鮮に関してはよく報道するが)。壮観が繰り広げられる韓国の騒ぎはテレビニュースのネタに適している