【コラム】サムスンがもっと強くなるようにする道
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.09 09:25
サムスンではないことを願った。皆が危機を訴える時サムスンだけは「私たちを見よ、希望はある」と話すように願っていた。サムスン共和国やサムスン王国だと言ってねたんだり嫉妬したりしても、サムスンは韓国経済の自慢だったから。しかしこの頃のサムスンの動きを見ると当惑する時がある。サムスンというプリズムを通して韓国経済の危機を見る理由だ。
4日に発表されたサムスングループ役員人事はこうした危機の象徴的な表現だ。役員昇進者は2009年(247人)以降、最も少ない294人だった。減った役員の席だけで最低200カ所を超えるものと推定される。役員の下職級も名誉退職という名前で今年はずっとリストラが行われた。
サムスンの核心であり世界最高のIT企業の1つであるサムスン電子の動きも尋常ではない。2013年に37兆ウォンに肉迫していたサムスン電子の営業利益は昨年25兆ウォン、今年も27兆ウォンにとどまる展望だ。特に数年間キャッシュ・カウの役割を果たしてきたスマートフォンがアップルと中国企業に挟まれてサンドイッチの境遇だ。