R&Dコントロールタワー作った日本…7部署に分かれ支援する韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.03 13:29
「日本政府は4月、米国の国立保健院(NIH)をまねた日本医療研究開発機構(AMED)を設立した。保健・バイオ研究開発(R&D)のコントロールタワーだ」。
最近、ソウルテヘラン路の韓国科学技術会館で未来創造科学部が主催した「2015バイオ未来フォーラム」で会った日本のAMED国際事業部次長には自信があふれていた。NIHは米国の保健・バイオ研究を統合支援する汎省庁機構だ。毎年、米国のバイオR&D予算の90%を超える33兆ウォンを研究者と研究機関に支援している。ヒトゲノムマップの完成などバイオ分野の革命的な研究成果の相当部分をNIHが主導している。
このようなNIHをモデルに日本政府が発足させたのがAMEDだ。文部科学省、厚生労働省、経済産業省など3部署に散らばっていた保健・バイオ分野のR&D予算をAMEDに一元化した。R&D予算執行の非効率性をなくすと同時に、米国に次ぐバイオ強国として飛躍するための日本政府の意志が込められた布石という分析だ。担当次長は「AMEDを中心に2020年までに医療機器を100個を製造し、がん治療剤開発のために臨床試験10件以上を実行する計画」としながら「AMEDがコントロールタワーの役割をして効率的な研究支援と集中投資が可能だ」と話した。