「韓国はドバイの観光客誘致の前哨基地です。今年３月に放送された韓国のバラエティ番組『花よりおじいさん』でドバイを紹介した後、韓国人だけでなく中国・香港・シンガポール・ベトナムなどの観光客が大きく増加しました。」

最近、ソウル事務所開所式のために訪韓したドバイ政府観光商務局のイッサム・アブドゥル・ラヒム・カジム事務局長は「韓国は韓国人観光客の誘致だけでなくアジア観光客誘致のために重要だ」と明らかにした。カジム局長は韓国ドラマ・Ｋ－ＰＯＰに代表される韓流が中国などアジアで大きな人気があるため韓国で人気がある観光地はアジア人にも人気の観光地になっていると説明した。ドバイ観光商務局は開所式でドバイ観光客誘致に寄与した功労により『花よりおじいさん』の演出を担当したナ・ヨンソクプロデューサーに特別賞を授けた。

カジム局長は「ドバイの最大産業は石油などの資源ではなく観光」としつつ、「ドバイ政府は２０１２年に１０００万人だった外国人観光客を２０２０年２０００万人に増やすという目標を持っている」とし、「昨年１３００万人以上の外国人観光客を誘致しており、十分に目標を達成することができる」と話した。続けて「来年１０月には世界的テーマパークであるレゴランド、インド人観光客を狙ったボリウッド・テーマパーク、シュレックなどピクサーアニメーションの登場人物の真似ができるモーションゲートなどを開場する」と話した。カジム局長は「たいていカップルや夫婦がショッピングしに来ると女性は夢中でショッピングをするが、男性はうんざりしながら付いて回る場合が多いがドバイではそのようなことはない」とし、「ドバイのショッピングモールはスキー場やゴルフ場などを備えていて女性がショッピングしている時に男性はスキーやゴルフを楽しむことができる」とアピールした。

カジム局長は「韓国では欧州などに旅行する経由地としての認識の方が強いがドバイは全世界で５番目に多くの旅行客が訪れる都市」とし、「韓国人観光客がドバイに１日でも泊まれば再び訪れる旅行地になるだろう」と話した。カジム局長は「ドバイは５つ星級ホテルの比率が最も多い都市だが合理的旅行を望む観光客のために３～４つ星級ホテルもたくさん作っている」とし、「韓国人観光客にショッピングや休息だけでなく砂漠旅行、マリンスポーツ、伝統文化体験などドバイの多様な面を楽しんでほしい」と話した。続けて「韓国が外国人観光客をさらに多く誘致するには先にホテル・空港・免税店・道路・法律など観光親和的インフラを備えなければならない」とし、「このような基盤でターゲット旅行客を明確にし、韓国の魅力を集中的に伝える必要がある」と助言した。