世界コンピュータ囲碁大会で日本の「ZEN」破った韓国の「トルバラム」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.26 11:00
1997年にIBMのスーパーコンピュータ「ディープブルー」はチェスで当時世界チャンピオンだったガルリ・カスパロフを破った。2011年にはスーパーコンピュータ「ワトソン」が米国のテレビクイズショー「ジェパディ!」でクイズ王たちをはね除けた。だが、囲碁だけは例外だった。囲碁はコンピュータが人間を追い抜くことはできない難攻不落の要塞だった。
こうした通念が破られる日が来るか。人工知能コンピュータの囲碁の実力が恐ろしい速度で伸びている。その中で最高峰は韓国の「トルバラム」。能力はアマ5段程度だ。プロ棋士とも五分五分の対決を行う。
「トルバラム」は10~15日に中国で開かれた第1回ミリンバレー杯世界コンピュータ囲碁トーナメントで優勝した。韓国、中国、日本、台湾、米国、フランス、チェコの7カ国から9チームが参加した今回の大会で、「トルバラム」は日本の強豪「ZEN」を破り優勝カップを獲得した。「トルバラム」と碁を打った中国の連笑7段は「とてもコンピュータ囲碁とは信じられないほどの実力。特に上辺の手相戦と下辺の両覇に対応する手を見て驚いた」と評価した。「トルバラム」を開発したヌリグリムのイム・ジェボム代表(45)と会ってコンピュータ囲碁に対する話を聞いてみた。