18歳のソン・ユグン君 「最年少博士」白紙に=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.26 09:47
「国内最年少博士」を控えていたソン・ユグン君(18)の来年2月の博士学位取得が事実上不可能だった。ソン君の研究論文を掲載した国際学術誌『天体物理学ジャーナル』(Astrophysical Journal)が25日、「剽窃」を理由に論文掲載を撤回すると明らかにしたからだ。
ソン君が博士学位論文審査を通過した大田(テジョン)の科学技術連合大学院大学(UST)は卒業の要件として、SCI(科学技術論文引用索引)級ジャーナルに1件以上の論文を発表することを規定している。しかし同学術誌がソン君の論文を撤回したことで、ソン君は卒業資格を満たすことができなくなった。
ジャーナルは、ソン君と韓国天文研究院(KASI)のパク・ソクジェ研究委員(58)が共同著者として参加して提出したブラックホール関連論文が、2002年にパク委員が学会で発表した資料の多くをそのまま使用しながらも引用の事実を明らかにしなかった点を論文の撤回理由に挙げた。