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韓国人博士の黄禹錫「世界初の商業用クローン牛を作る」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.25 14:47
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「クローン牛、年100万頭生産プロジェクト」は、黄禹錫(ファン・ウソク)博士にとっても新しい挑戦だ。黄博士は研究資金を作るためにゴールデンレトリバーやビーグルなどのクローン犬を主に注文生産しているが、食用として使われる家畜を大規模生産したことはない。今回のプロジェクトが成功すれば、世界で初めて食用クローン牛が市場に出てくることになる。

黄博士は生命倫理法違反などで人間の幹細胞研究が支障をきたすと、その後は動物複製研究に没頭してきた。人命救助犬・麻薬探知犬・障害者補助犬・ペット犬などの複製で積み上げた技術力を基に、研究対象を病気研究用の豚や牛に続き商用牛のクローン分野まで拡大している。

 
◆動物複製の国際特許15件取得

黄禹錫博士の動物クローン技術は世界的にも認められている。世界で初めてクローン犬(スナッピー)を誕生させた黄博士が2005年から生産したクローン犬は550頭余りに達する。

黄博士は今年3月、韓国経済新聞とのインタビューで「昨年、世界各地からペット犬の複製注文が20件余りも来た」として「ブルームバーグビジネスなど海外の報道機関とインタビューした後、今年だけで200頭余りの依頼があった」と語った。生涯育てたペット犬を複製するのに1億ウォンを超える費用もいとわない人が少なくないという話だ。

黄博士は卵子から核と極体を除去して複製対象の体細胞を入れるやり方で動物を複製する。今回のプロジェクトでは牛の卵子に遺伝的に優れた牛の体細胞を入れて優良牛を生産することになる。従来の自然方式の交配では持続的に優良な牛を生産するのに困難が多い。

黄博士の技術を活用すれば品質の良い牛を着実に生産できる。黄博士は「抽出した卵子の遺伝子情報を複製する遺伝子情報に変える技術を持っているのは世界で1・2カ所しかない」として「現在これを商用化できる所はスアム生命工学研究院だけ」と話した。


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    2015.11.25 14:47
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    黄禹錫(ファン・ウソク)博士がソウル梧柳洞(オリュドン)のスアム生命工学研究院で生まれたばかりのクローン犬を持ち上げている。(写真=韓国経済DB)
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