韓国銀行総裁「注目すべき中国リスクは韓中企業の競争力縮小」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.25 12:00
「中国と韓国の企業間競争力格差が減った点にもっと注目しなければならない」。
韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁が韓国経済の脅威となる「中国リスク」として中国企業の競争力強化を挙げた。中国の景気鈍化と需要不振にともなう影響よりも、中国企業の追撃とこれに伴う韓中企業間の競争力格差縮小が韓国経済にはさらに大きな問題という話だ。
李総裁は25日、韓国銀行本館で経済分野専門家と経済動向懇談会を行ない、「多くの専門家は中国の需要鈍化に焦点を合わせているがさらに留意しなければならない部分は中国の産業競争力向上。中国と韓国企業の競争力格差が縮小するのは中長期的に大きな課題ではないかと考える」と話した。実際に産業研究院の調査の結果、今年企業家が体感する韓国と中国の製造業技術格差は3.3年にすぎなかった。2011年調査時の3.7年よりもさらに狭まった。