野球韓国代表の金寅植（キム・インシク）監督が韓日戦必勝の意志を表した。

金寅植監督が導いる韓国代表は１８日午前、「プレミア１２」準決勝の決戦地・東京に到着した。すぐに宿舎に移動した韓国代表は、準決勝が行われる東京ドームで適応練習を行う。準々決勝のキューバ戦勝利の余韻は見られなかった。金寅植監督と選手は日本で喫した開幕戦の完敗（０－５）を雪辱するという強い覚悟で東京入りした。

取材陣に対し金寅植監督は「選手たちは新たな気持ちで東京に来たはず。コーチングスタッフからは特に何も話していない。選手同士の会話を聞いたが、相当な覚悟だった」と話した。続いて「（日本に）一方的にやられるわけにはいかない。試合はやってみないとわからない。我々なりに考えた部分がある」と述べ、必勝の意志を表した。

金監督は「日本は間違いなく強いチームだ。全勝している。米国も何もできなかった」とし、客観的な戦力で劣勢であることを認めた。しかし「１試合くらい負けてもよいという予選ラウンドとは違い、準決勝は負ければ終わり。ホームで行われるため心理的に動揺もあるだろう。強敵であるのは確かだが、野球は終わってみなければ分からない」とし、簡単には退かないという覚悟を伝えた。

韓国は開幕戦で完敗を喫した大谷翔平とまた対戦する。開幕戦とは違うというのが金監督の説明だ。金監督は「韓国の打者の打撃感覚が上がってきた。直球、変化球ともに対処が可能だ」とし「大谷は開幕戦でのコンディションが普段より良かった。李大浩の話では、シーズン中より４、５キロ速いということだった。そうでないのなら札幌ドームの電光掲示板が故障したのではないかと思う」と話し、笑いを誘った。

金監督は２００６、２００９年ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）で日本に２勝している。「日本と対戦するたびにいつも見えない“何か”がある」と話した金監督は「日本も我々を軽視しないはず。うまく準備してよい便りを聞かせたい」と語った。