突然出てきた潘基文の訪朝報道…青瓦台「初めて聞く話」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.17 08:52
潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の北朝鮮訪問説が水面上に浮上した。聯合ニュースは15日(現地時間)、国連高位級の消息筋を引用して潘総長が今週北朝鮮の平壌(ピョンヤン)を訪問する計画だと報道した。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記に会うかもしれないとした。潘総長は2007年に就任後何度も公開的に北朝鮮訪問を希望してきただけに訪朝説は外信を通じて世界中に報道された。
これについてステファン・ドゥジャリク国連事務総長報道官は「潘総長は韓半島(朝鮮半島)で対話と安定・平和を増進させるためにいかなる役割でも果たす準備ができていると常に話してきた」として「現時点では潘総長の訪朝計画についてさらに言うまでもない(no further comment)」と明らかにした。潘総長はトルコのアンタルヤで開かれている主要20カ国(G20)首脳会議に参加している。
これに関して国連事情に明るい政府関係者は「潘総長が北朝鮮から招待されて訪朝を検討したのは事実」としながら「だがパリのテロなどの変数が生じた」と話した。この関係者は「来月中旬に再び推進する可能性もあるとみられる」と話した。ほかの政府高位関係者は「『さらに言うまでもない』という国連の発表は今としては発表できるいかなる日程も計画もないという意味」と話した。また「19日に国連総会第3委員会で北朝鮮の人権状況を批判する決議案を処理する予定」と話した。国連の日程上、トップが今週に訪朝するのは困難だという意だ。