【コラム】海外リゾート地でも「パリパリ」、フィリピンでの韓国人判別法
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.13 11:26
「韓国の人~ですよね?」。先週、遅れてとった休暇の初日にフィリピンのボラカイの現地人は私の国籍をすぐに当てた。韓国人がかなり多く来るのだなと初めは笑い過ごしていた。ところがフィリピンの人々、ほかの観光客には「ニーハオ」「コンニチワ」と挨拶しながら私を見るだけで「アンニョン~ボート乗る?」と、よく分かっているそぶりだった。「フィリピンでもJTBCのニュースルームが放映されるのか?」。勘違いが天を突くころに周辺を見回して答えが分かった。熱い日差しのもとで男は長袖シャツ、女はフルメーク。さらに片手にはスマートフォン、もう片方には重いデジタルカメラ。数多くの東洋人の中で「韓国スタイル」は目立っていた。私が見てもぴったり当てることができた。
服と装備だけが違っていたのではない。インターネット超強大国から来た観光客らしく、どこでもWi-Fiを探した。私からしてボラカイの美しい浜辺に出会った時よりも、即席で送った写真に「劣爆(劣等感爆発の略語)」という友人からのカカオトークメッセージを見て旅行に来たと実感した。ホテルや飲食店はもちろん船に乗って海の真ん中に出て行っても韓国の人々はインスタグラムを送ろうと尽力する。地元の飲食店の間に不釣り合いに建っているスターバックスやマクドナルドは、それでいつもエアコンと無線インターネットを探してきた韓国人で混みあっている。「韓国人」のようなそぶりを見せている最も決定的な場面は、せっかちだということだった。現地人の話がよく理解できなければ、その面前で韓国語でかんしゃくを起こしたりする。「少しだけ待って」と言えば腕時計を示しながら「いつ(When)?いつ?」と叫ぶのが常だ。