日本の安倍晋三首相が訪日外国人旅行者数を２０２０年までに２０００万人とするこれまでの計画を上方修正するという意志を９日、明らかにした。

時事通信など日本メディアによると、安倍首相は同日、訪日外国人旅者数を増やしていくことを目指して設立された「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」の初会合を開き、「２０００万人は通過点。キーワードは地方と消費で、日本各地の魅力を世界のニーズに結び付ける。次なるステージのロードマップを示したい」と述べた。

日本観光局（ＪＮＴＯ）によると、訪日外国人旅行者数はことしに入って９月までに１４４８万人を記録し、年内に２０００万人の達成は可能だろうという予想が出ている。

一方、韓国は訪韓外国人旅行者数２０００万人の早期達成のために拍車を加えていく。朴大統領はこれに先立ち、６日、ソウル景福宮（キョンボックン）で開かれた「２０１６～２０１８　韓国訪問の年」宣言式の祝辞で「ことしは中東呼吸器症候群（ＭＥＲＳ）事態で非常に厳しい環境にあった。だが、政府と観光業界が一致協力して短期間で危機を克服し、例年並みの回復を成し遂げた」としながら、「外来観光客数２０００万人時代を前倒しで切り開いていくには韓国観光産業のサービスクオリティを高め、我々にすでにある文化や食、見どころを体系的に研究して観光コンテンツの拡充に力を集中しなければならない」と述べた。