<目前に迫る『シルバーコリア』>(中)日本は高齢者の自立経済選んだ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.06 15:48
2011年、米国で大きな反響を起こした小説『2030年彼らの戦争』は、近未来の米国社会を描いている。この小説には26歳の青年がバスで銃を乱射した後、現場で射殺される場面が出てくる。犠牲者はほとんどが高齢者。事件直前に青年が下院議員に送った手紙が発見されて殺害動機があらわれる。「私は病院にもあまり行かないのに、苦労して稼いだ金で高齢者たちに医療費を出すのが理解し難い」。
専門家たちはいち早く進む高齢化で韓国社会も「シルバー犯罪」や「世代戦争」という新たな難題に直面することになったと話す。高麗(コリョ)大学行政学科のク・キョジュン教授は「現在の傾向どおりならば、生産力を持つ人口は減って高齢者だけが増える」として「幼少年よりも高齢者が3倍ほど多い時代になるだろう」と話した。ク教授は「生産も減らし消費も減らしてこそ社会が持続できる。すべてのパラダイムが変わるほかはない」とした。