【コラム】南シナ海の米中対立局面と韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.06 10:35
中国の習近平国家主席は昨年の春に「アジア人のためのアジア人による」新しいアジア安保秩序を主張した。米国の同盟体制に対するひそやかな挑戦だった。米国の同盟国であるフィリピンに対する中国の直接的な物理的威嚇は、米国の北東アジア同盟国に間違いなく影響を及ぼしている。第1列島線(first island chain)から韓半島に達する海路で米国が信頼を喪失することを韓国は望まないだろう。
米国には明白な道が1つだけだ。米国が中国の南シナ海支配を事実上容認すれば将来、東シナ海での紛争の可能性を大きくするだけだ。だが同時に米国は、中国と領域内国家間の友好関係を抑制することに何の利害関係もない。また気候変化から北朝鮮問題まで米中協力はずっと必要だ。中国の強圧的な行為は逆効果を招くだけということを北京に説得することが核心だ。今まで米国とほかの領域内諸国は中国が悪い評判を得ないために自制力を発揮すると仮定していた。だがそうではないということがあらわれた。