【コラム】南シナ海の米中対立局面と韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.06 10:35
南シナ海で広がっている米中対立の状況は短期間では終わらないだろう。私の多くの韓国人の友人は、新たな事態の展開が韓国の戦略的状況にどんな影響を及ぼすのかについて警戒心を持って見守っている。
中国は干拓事業を加速化させて滑走路を建設した。1週間前、米海軍駆逐艦ラーセンは航行の自由のための軍事訓練を実施した。中国外務省は米国が中国の「領土」に侵入するならば軍事危機を呼び起こすと警告した。米国防省は訓練が続くものであり、中国が永暑礁と呼ぶフェアリークロスリーフは国際法上において領土ではないと発表した。ワシントンは中国が航行の自由や小さな国々を威嚇することを許さないだろう。米国・中国ともに退かないだろう。今後10年余りの間、南シナ海を取り囲む緊張はニューノーマル(new normal)になるだろう。