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「ノーベル賞、青年の時の業績で決まる」…韓国、30代前後の科学者1000人育成へ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.23 09:16
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韓国で若者研究者1000人を支援する国家的プロジェクトが推進される。事業名は「Next-decade-100(ネクスト・ディケイド100)」だ。毎年30代前後の研究者100人を選定し、5年間研究費を支援する。今後10年間で100人ずつを選抜していく計画だ。

韓国政府は朴槿恵(パク・クネ)大統領の主催で22日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)迎賓館で「創造経済実現のための基礎研究・素材技術発展方案報告会」を兼ねた第27回国家科学技術諮問会議を開いてこれを決めた。朴大統領はこの席で「ノーベル賞に挑戦する世界トップクラスの研究者を養成して、得意分野を中心に世界的水準の優越性を確保する戦略的支援を強化しなければならない」と述べた。

 
この決定は「過去10年間のノーベル賞受賞者73人のうち半数以上の48人が20・30代の時に成し遂げた研究業績で受賞した」という国家科学技術諮問会議分析を参考とした。ことしノーベル物理学賞受賞者に選ばれた東京大の梶田隆章教授(56)が代表的だ。梶田氏は同大大学院生の時から微細粒子である中性微子を30年以上、研究を続けてきた。

基礎科学分野の研究費(4兆9000億ウォン、約5233億円)のうち研究者が課題を直接提案する「ボトムアップ式研究費」の比重も拡大する。現在、ボトムアップ式研究費は全体の21.7%水準に過ぎない。2017年までにボトムアップ式研究費を30%に拡大し、トップダウン式研究費を現在の78.3%から70%水準に縮小させる計画だ。

朴大統領は基礎研究投資とともに基礎固有技術の開発も強調した。朴大統領は「いつどこで大当たりするか分からない基礎研究と素材技術分野の特性を勘案して、政府は研究者が着実にひとつの分野の研究に集中できるように安定した研究環境を整えていく」と述べた。引き続き「「『宝の持ち腐れ』という言葉があるように、我々の基礎研究もその成果を核心基礎固有技術として産業に活用することができるようにつなぎあわせる、そのようなシステムを作っていかなければならないと思う」とした。

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