発酵は世界的トレンド…韓国料理の競争力は無尽蔵
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.20 16:15
「冗談のように言ってみれば、韓国料理は『ファストフード(fast food)』だ。長時間熟成された材料であっても自然で今しがた取り出したように新鮮で地域色が出ている。『その土地からすぐに食卓へ』という意味でファストフード、すぐに食べられるものだ」
米国ニューヨークのミシュラン1つ星レストラン『グラマシー・タバーン(Gramercy Tavern)』を率いる総括シェフのマイケル・アンソニー氏(47)が韓国を訪れた。韓国料理財団の招きで平昌(ピョンチャン)の月精寺(ウォルジョンサ)、江陵(カンヌン)の船橋荘(ソンギョジャン)などを訪れて寺刹・宗家の食事のいきさつを聞きながら試食をした。モダン韓国料理レストランなどソウルのグルメ店ツアーを含めた7泊8日の日程は米NBCテレビの『トゥナイトショー』『ニューヨークライブ』など主なトーク・エンターテインメント番組で年内に放映される予定だ。
アンソニー氏は米国料理界の最高権威に挙げられるジェームズ・ビアード・アワード(James Beard Award)で2012年にニューヨーク最高のシェフに選ばれた。今年5月にリニューアルオープンしたホイットニー美術館の1階に72席規模のレストラン『Untitled』を運営している。旬の食材を使った「ニューアメリカン・キュイジーヌ(cuisine)」を先導するシェフとして知られている。彼が韓国料理に関心を持つことになったのもやはり「旬」と「地域性」のためだ。