時速162キロのラプター…1000キロに瞬間加速「科学に逆らう戦闘機」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.20 11:41
世界最強の戦闘機と呼び名の高いF-22「ラプター」が19日、ソウル空港上空に姿を現した。20日に開幕する「ソウル国際航空宇宙・防衛産業展示会(ソウル ADEX2015)」を控えて行ったメディアデー(マスコミを対象にした公開行事)だった。韓米合同演習の際に来たことはあるが、民間人を対象に韓国でデモンストレーション飛行を見せたのは初めてだ。
主催側はラプターの飛行を1時間前まで確定することができなかった。気象状況が良くなかったからだ。しかし、「いつでもどこでも、いかなる環境でも空中優勢を達成する戦闘機」という司会者の説明が終わる前に、ラプターは300メートルの滑走路を駆け抜け垂直上昇した。15分間の機動デモンストレーションでラプターは地上数十メートル上に低く飛んで機首を左右と変えながら突然機体を横にする「ホバーピッチ」と、空中で水平に回転させながら起動する「パドルターン」で体をほぐした。
それが始まりだった。機首を30度程度浮かせた姿勢で時速162キロの低速機動で飛んでいたかと思ったら、一瞬で時速1000キロ以上を突破した。また、空中から垂直に落下して突然水平に切り替えて速度を出した。その場で360度回転する「ショー」も見せた。