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【噴水台】鄭夢準会長は純真だった=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.19 10:57
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2010年2月10日夕方、バンクーバー冬季オリンピック開幕を控え開かれた国際オリンピック委員会(IOC)非公開晩餐会場に潜入した。シャンパンを飲むIOC委員は王子・王女または国家元首クラス。彼らの心をどのように得るか悩みまず正攻法を選んだ。名刺を差し出して紹介をしたが透明人間扱いされるだけで失敗。1次退却後に状況を見回すと規則がひとつ見えた。「顔=名刺」である彼らは自分たちが信頼する人の紹介がなければあいさつ自体を受けなかった。ちょうど顔見知りの米国人IOC専門記者Aが見えSOSを発信した。彼が「韓国から来た友達だ」と紹介すると状況は一変した。IOC委員の王女様はシャンパンを勧め、王子陛下は握手を求めた。Aは「秘密主義クラブに来たことを歓迎する。隣町に比べればわれわれは親切な方だ」と耳打ちした。

Aが話した「隣町」は国際サッカー連盟(FIFA)だ。FIFA倫理委員会が9日に鄭夢準(チョン・モンジュン)大韓サッカー協会名誉会長に「6年間の資格停止」という致命打を飛ばすのを見てAに意見を聞いた。「6年は厳しい」という私に彼は「FIFAがマフィアであることを知らなかったというなら純真だったのだろう」と答えた。続けて「FIFAを20年近く見守って私が下した結論は、『スポーツ精神を強調するFIFAこそフェアプレイ精神が足りない』ということ」とささやいた。「不正のアイコン」で知られるブラッターFIFA会長には「90日間の資格停止」という軽い懲戒を下したのも「極めてFIFAらしい」措置だと解説した。

 
IOC・FIFA専門コンサルタントである英国人Bはこうした意見を聞かせてくれた。「FIFA会長になりたいならFIFAのように話して行動しなければならない。いまの鄭名誉会長にはFIFAの歓心を買う戦略がみられない」。鄭名誉会長が“被害者コスプレ”にばかりまい進する姿は結局本人に役立たないとも指摘した。続けて「鄭会長は『アジア系初のFIFA会長』ということ以外にどんなメリットがあるのか」と反問した。

彼らの話を総合すればFIFAは骨の中まで秘密主義で動き、他人の目ではなく自分たちの財布を重視する集団だ。こうした生理を理解して戦略的にロビーを展開しても足りない。6年間の資格停止の不当さを訴えるより、これまでの戦略不在を自省し今後の戦略に細かく手を入れる時だ。20日のFIFA臨時執行委員会を控えたいま、鄭名誉会長が「FIFA会長は正義の使徒になるのではない」というBの話を噛みしめればと思う。

チョン・スジン政治国際部門記者



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