<『科学韓国』の足引っ張る慢性病> R&D投資世界2位…研究現場の士気は「底」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.15 11:59
韓国の研究開発(R&D)投資は、数値だけで見れば他国をうらやむことはない。未来創造科学部によれば政府のR&D予算は2011年の14兆8902億ウォンから今年は18兆8900億ウォン(約1兆9890億円)に増えた。来年のR&D予算増加率は0.2%に大きく落ちたが、2000年代に入ってから毎年着実に増えた。来年のR&D予算は18兆9363億ウォンで、米国・日本・中国・ドイツ・フランスに続き世界6位の水準だ。国内総生産(GDP)対比では2位だ。
だが国内の研究者が肌で感じる研究環境はなかなか改善されていない。昨年、未来部が発表した理工系人材の個人実態調査によれば、科学技術者の福祉厚生分野の職業満足度は23.6%に過ぎなかった。スイス国際経営開発院(IMD)の調査でも韓国の科学者が国家に魅力を感じる程度は29位だった。