<北労働党創建70周年>「人民」97回叫んだ金正恩、「核」には触れず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.12 10:07
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が10日に開催された労働党創建70周年記念行事で大衆演説をした。隠遁型だった父・金正日(キム・ジョンイル)総書記との差別化だ。25分間の演説のキーワードは3つ、人民、強国建設、そして世代交代だった。
金正恩は6900字の演説で「人民」という言葉を97回も述べた。金正恩は「人民より貴重な存在はなく、人民の利益より神聖なものはない」とし「深く頭を下げて(人民に)感謝の言葉を述べる」と述べた。高麗大の南成旭(ナム・ソンウク)教授(北朝鮮学)は「自分の存在感を知らせ、金日成(キム・イルソン)主席、金正日総書記に比べて脆弱な統治基盤を考慮したものだ」とし「自分と党を中心に団結しろというメッセージ」と述べた。