<韓国抜けたTPP>責任めぐり前・現政府間で立場の違い(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.07 10:57
5日に妥結した環太平洋経済連携協定(TPP)への参加タイミングを逃した責任をめぐり、前・現政権が立場の違いを表している。これは原因だけでなく、TPPの利害得失と後続の加入問題の論争にもつながり、今後の対策準備に支障が避けられない見込みだ。
◆米国が消極的vs優先順位で後回し
崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)副首相兼企画財政部長官は6日、国会企画財政委員会の国政監査で韓国が初期にTPP交渉に参加しなかった理由について、「2008年に米国がTPP参加を宣言する当時、すでに米国と自由貿易協定(FTA)交渉を妥結したうえ、中国とFTA交渉を進めていた状況だったため、これに集中するのがよいという判断を李明博(イ・ミョンバク)政権がした」と説明した。崔副首相は「当時12カ国が交渉を進展させていた状況であり、我々が(途中から)入るには無理があった」と付け加えた。