ノーベル物理学賞に梶田・マクドナルド両氏…日本、生理学・医学賞に続き2日連続受賞
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.07 10:04
「神秘の粒子」と呼ばれるニュートリノ(中性の微粒子)に質量があるという事実を明らかにした科学者が、今年のノーベル物理学賞を受賞することになった。スウェーデン王立科学アカデミーは、東京大学宇宙船研究所の梶田隆章所長(56)とカナダのクイーンズ大学のアーサー・マクドナルド名誉教授(72)を物理学賞受賞者に選定したと6日発表した。王立科学アカデミーは「ニュートリノの質量を確認して宇宙の根源である物質に対する新しいアプローチを引き出した」と選定理由を明らかにした。
今年の受賞者に指名された2人の学者は、ニュートリノに質量があるという事実を確認した。電子のように電気を帯びておらずニュートリノと呼ばれるこの素粒子は幽霊のような存在だった。1930年代頃から物理学界ではこの粒子の存在を理論的に推定したが、実体そのものが確認されることはなかった。そのうちに50年代に捕獲法が発見されながら原子力発電所などで存在が確認された。